【自家感作性皮膚炎・自家感作性湿疹】つぶつぶ皮膚炎急増中！ワクチン由来？

自家感作性皮膚炎

(じかかんさせいひふえん)

聴いたこともない病名だ

帯状疱疹、蕁麻疹、蜂窩織炎(ほうかしきえん)に続き、またまた聞き慣れない、というか、聞いたこともない「つぶつぶ系」の流行り病が急増しています。

今回はそんな「自家感作性皮膚炎(じかかんさせいひふえん)」について調べてみました。※自家感作性湿疹とも言うようです。

関係ある方もない方も、ちょっとした教養としてどうぞ。※赤字は大事な部分、青字は独り言です。

自家感作性湿疹とは？

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つぶつぶだぞう～（しんちゃん風に）

概要

強い皮膚炎が体のどこかに起きた後、その部位を原発巣（げんぱつそう）として、細かな湿疹が全身の皮膚に広がる皮膚炎。顔や胸や背中、おなか、手や足などに、直径1mm程度の細かな湿疹ができ、一部は大きくなったり、水ぶくれを起こしたりすることもある。

発症メカニズムは明確には解明されていない。

・皮疹は全身に広がり、非常に激しい耐え難いかゆみを生じる。
・元となる皮膚病変は、種々の皮膚炎、細菌や真菌感染、熱傷など。
・原因となる皮膚病変の治療が適切に行われると徐々に改善する。
・皮膚に瘢痕などを残すことはまれ。
・元となる皮膚病変が適切に治療なされなかったり掻きむしったりすることで細菌感染などが生じると、病変部位の変性したタンパク質や細菌・真菌の成分などがアレルギーを起こす元(アレルゲン)となり、全身にアレルギー反応を起こすという説もあり。

原因

・自家感作性皮膚炎がどのようなメカニズムで発症するかは明確に解明されていない（そうなんかい）。
・一般的には一種のアレルギー反応であるという考え。

自家感作性皮膚炎の流れ

うっ滞性皮膚炎、接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、貨幣状湿疹、足白癬、熱傷などの皮膚病変が悪化して細菌感染が生じたり、掻きむしることで組織が崩壊
↓
そこで生成された変性タンパク質や細菌・真菌成分がアレルゲンとなる。
↓
これらのアレルゲンはその病変部位に留まらず、血液に乗って他の部位へ移動したり、病変を掻きむしった手によってアレルゲンが口の中に入り込んだりする。
↓
結果、悪化すると全身に散布される。

症状

・主に下腿などにできた皮膚病変に発赤や腫脹などの炎症症状が生じる。
・2週間程度経過した後に全身に強いかゆみを伴う2～5mm程度の小さな紅斑や丘疹、膿疱が散在するようになる。
・これらの皮疹は散布疹と呼ばれ、体幹や手足、顔などに左右対称に現れるのが特徴。
・耐え難いかゆみが生じるため、無意識に掻きむしり、皮膚にダメージを与えることも。
・重度のアレルギー反応が全身で生じるため、発熱や倦怠感などの全身症状を引き起こすケースも。

検査・診断

・自家感作性皮膚炎の診断をおこなう特別な検査はない (ないんかい！どうやって見分けているのか)。
・皮膚症状や発症までの経過によって診断をすることは可能。
・元となる皮膚病変の治療に使用された薬に対するアレルギーが疑われる場合には、パッチテスト・プリックテストなどの皮膚にアレルゲンを接触させる検査が行われることもある。

治療

・元となる皮膚病変の治療を行うと症状が改善することが知られている。
・治療はそれらの皮膚病変の治療と自家感作性皮膚炎によって生じた散布疹の治療が並行して行われる。
・散布疹の治療には、ステロイドを含んだ外用薬の使用とかゆみを抑えるための抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬の内服が行われる。
・かゆみが非常に激しく、日常生活に支障をきたすような重度なケースではステロイドの内服治療が行われることもある。