ショック・ドクトリンとは
どさくさに紛れて
トンデモ政策を民に
押し付ける極悪な術
どうもです。最近、【ショック・ドクトリン】が再ブームのようですね。ええ、ええ、最初にちゃんとした定義も示しておきましょう。
ショック・ドクトリンとは
「惨事便乗型資本主義=大惨事につけこんで実施される過激な市場原理主義改革」のことである。アメリカ政府とグローバル企業は、戦争、津波やハリケーンなどの自然災害、政変などの危機につけこんで、あるいはそれを意識的に招いて、人びとがショックと茫然自失から覚める前に、およそ不可能と思われた過激な経済改革を強行する…。ショック・ドクトリンの源は、ケインズ主義に反対して徹底的な市場至上主義、規制撤廃、民営化を主張したアメリカの経済学者ミルトン・フリードマンであり、過激な荒療治の発想には、個人の精神を破壊して言いなりにさせる「ショック療法」=アメリカCIAによる拷問手法が重なる。
え、我も昨今の流行りに乗って、堤未果氏の新刊を買ってみました。キャハッ。
こちらです。
堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書 690) 新書 – 2023/5/31
本家ナオミ・クライン氏の「ショック・ドクトリン」も読みたい。のですが、上下巻でちょっと時間がかかりそう&堤氏のはとっても読みやすそうだった故に、こちらを先に拝読させていただきました。
結果、皆さんにお勧めしたいと思いました。
ええ、ええ、本当は、正常な猜疑心を既に活用しまくりの弊通信の読者様というより、眠れる仔羊の皆さんに読んでほしいのですが、
まあ、読んでも、「コレはコレ、ソレはソレ」って感じで、現実に起こっていることと、書物の内容をつなげられない可能性が高いですけどね。
えッ? 仔羊を馬鹿にするな? してませんよ!
気付けない能力…ある意味平和が保たれていますし、才能だな〜って尊敬してます。
猜疑心を発動しながら生きていると、9.11も怪しいし、3.11も怪しいし、コロナパンデミックは言わずもがな、、
というか、普段何気なく流れている「民を不安な気持ちにさせる事件」のニュースも全部怪しく見えてきます。
恐ろしい事件が起こった
↓
こういう法律作ってまえ・政策やってまえ!
みたいな。一度猜疑心を持ってしまうと、全てがワザとらしく感じてしまうのですが(それ専用の俳優探しとか…クライシスアクターですね)、
乗せられて恐怖心の方を持ってしまうと、人というのはどんどん恐怖心を煽られて、取り返しのつかない操り人形状態になってしまうのだなー
というのは、コロナ感染症世界大戦で十分過ぎる程見てきましたね。残念でした。
うむ、また熱くなって脱線しました。本書の紹介に戻ります。
本書はもくじを見ただけで、誰もが「読みやすそう〜」って思うと思います。物凄く細かいんです。
いかがですか?細かいでしょう。
こういう場合、最初から読まずに興味がある部分から漁っていくのがいいかもしれません。
チクワ話が好きな人は149ページから、マイナが気になる人は61ページから、などなど。
とにかく勉強になる内容でした。あ、マイナ作ってしまった方、返納できるようですよ。
政府ゴリ押しの「マイナカード」返納するにはどうする? 今あるトラブル・疑問の解決法を徹底解説
で、こんな情報も発見しました。
これは神回!
番組内ではコロナのコの字も出てきませんが…
まさに9・11もコロナ禍もほぼ同じ「ショック・ドクトリン」です。その目で見ると、この3年がいかに「ショック・ドクトリン」だったのかがよくわかります。
必見です。
いや、必見どころではなく必見です。https://t.co/vEBpyWg9mX— 森田洋之@「医療」から暮らしを守る医師/「人は家畜になっても生き残る道を選ぶのか?」発売中! (@MNHR_Labo) June 24, 2023
コロナのコの字もないのか。さすがNHKであります。
テキストこちら↓ですね。あ、ハイ、おもしろそうなので買ってしまったぜ。
ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』 2023年6月 (NHKテキスト) ムック – 2023/5/26
今日明日出張なので移動中に読んでみます。
…うむ、本家もいくか!
ショック・ドクトリン〈上〉惨事便乗型資本主義の正体を暴く ナオミ・クライン 2011/9/9
以上です。