嘘つきは泥棒の始まり
とはよく言ったもの
いや、今の時代ではもう、殺人鬼の始まりかもですね。くわばらくわばら…
私も毎日、ちょっとした嘘をつきながら生きています。
ええ、ええ、全く嘘のない人生というのはあり得ないことでしょう。
がしかし、人を不幸にさせたり、困らせたりする嘘は、極力つきたくないものです。
むかしむかし、とあるバイオ案件の資金調達に携わった時、
「どうせ文系にはわからんだろう」
と思ったのか、チーム内の偉い科学者さんから巧妙な嘘をつかれて、後に超ピンチに陥ったことがありました。
その嘘のせいで、あまりにも地獄みたいな状況になったため、その件は、
仲間に選ぶなら経歴より正直さを
協業は正直者としかしてはいけない
という、神からの大きなプレゼント(教え)になりました。
…どんなトラブルからも何か学びを得たい、貧乏性な自分です。
あと、その御仁、ずっと嘘だらけの人生を送ってきたためか、あまりにも嘘が染み付いていて匠の技領域なので、嘘のつき方の勉強になりましたね。
我が思わず「ほぉ〜やるなぁ、、、」と感嘆の声を上げてしまったのは、例えば、
【事実A、事実B、事実C】
について、AからCまで説明して初めて、どっちに非があるか理解できる話について、上手に自分に非がある事実Cについては説明しないとか…
嘘っていうか、話術ですね。これ。
いろんな場面でこの技を駆使してくるので、私も疑心暗鬼になってしまって、
仕事では、お互いが最大信頼しあってこそ、最大の力を出せると思っている自分にはその状況はキツかったようで、
身体のところどころに異常をきたし、案件から外れることになりました。
あの時は「腹いせに死んでやろうか」という境地に達し、富士山樹海への行き方を調べている途中に、
「いやいや、そんなアホな話があるかい!」って、自力で正気に戻った後だったので、
「池田さんって案外ハート弱いな」
と思われても全然いい!生き延びるのが大事じゃ!と開き直ってましたね。ええ、ええ、しばらく余波続きましたが。
頭のいい人ほど、上手に嘘をつきます。(そりゃそうだ)
嘘をつかなそうに見える人ほど、手に負えません。(本当これ)
人を見る目を磨いていきたいものですね。
あ、ちなみに、イソップ童話のオオカミ少年の最期は、オオカミから八つ裂きにされ食べられるというもの。
嘘をつきまくって、人の恨みを買うとそうなるってことです。
以上です。