本|「ソクラテスの弁明」教科書で適当に学んだ”無知の知”も出てきます

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プラトンの名著「ソクラテスの弁明」について綴ります。

 

どうもです。

最近、古典の書物にハマっています。

 

現代の人間界は人類史上マックスに複雑怪奇化している。

世の中がもっとシンプルだった時代に書かれた書物の方が、人間の真理に近い示唆が得られるのではないかと思い…

そんな時に外せないのは、ソクラテスでしょう。

あ、歴史やら倫理やらで習うはずので、皆さんご存知と思いますが、忘れておられる方もいるかもしれないので、念のためお伝えすると、

 

ソクラテス自身は書物を著していません。

 

ソクラテスに関する本は、後世、弟子のプラトンたちなどによって書かれたものです。

そんなソクラテス系名著の中で、我がオススメなのは「メノン」ですが、昔に紹介してしまっている故、今回は誰もが知るコレをピックアップです。

 

ソクラテスの弁明

 

ソクラテス氏(70歳)、性格いんだか悪いんだか途中わからなくなる一冊ではありますが、性格の良し悪しは関係なし。

真理を求めるその姿勢が重要なのです。

正義を貫く信念、姿勢がまぶいです。

氏はこう言っている。

 

正義を貫くためには、

公人ではやっていけない、

私人ならやっていけると。

 

本当その通りだと思う自分。

公人って何も政治家だけじゃなくて、企業家も含めてと思うのですが、大きな組織で表に出てアレコレやり出すと、正義を貫き通すのは不可能。足引っ張られますしね。いかがでしょうか。

 

うむ、公人で正義を貫き、いや、公人じゃなくて「公僕」と御自身はおっしゃってましたが、かつ清貧をも実践している尊いお方は、金メダルを噛んだかの河村たかし市長くらいですよ。

金メダル噛み事件の前々日、占い師の前で微笑む氏。この時にはまさかあんな騒ぎが待っていようとは…

 

河村さーん、ふぁいと。

 

そして、「ソクラテスの弁明」には、あの「無知の知」がいいところで出てきますので、キタキターとちょっと盛り上がります。

 

「知らないことを知っている」

 

人が最も賢者という、アレですね。

高校の倫理の授業で習った時は、わかったんだかわかってないんだか、、、という状態で教科書が先に進んでしまいましたが、今なら理解できる。

ええ、最強賢者というか、最強謙虚の方がいい感じが。

我々って、毎秒毎分自分の体に起きてる事象すら全くわかってないで、知ってる範囲で色々知ったかぶりしてる。

なんか恥ずかしい生き物ですね。

恥ずかしい存在だというのを認めて謙虚に下から目線で生きていこう。

 

…というように、書物から感じ取るものは人それぞれ故、ぜひ手にとって各自Feelください。

 

ソクラテスの弁明

 

以上です。

 

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