深夜、占い師石ちゃん館エントランスにて………
「あ~ら、よっと。今日も頑張ったナリ~」
「よっ!お疲れ様です!」
「よっ、よっ!」
ご機嫌で自宅に戻った適当占い師と連れ…
いつも通り宅配ボックスをチェック、
てんこ盛りのチラシと封筒の中から
目に飛び込んできたのは一枚の封書。
おや?、、、警察から・・・?
中身を確認し、急速冷凍する占い師。
(とどのつまりがフリーズですか)
「いけのりさん、どうしたの?」
「……」
「?……ちょっとそれ何が、、、」
「あの子が見つかったと、、」
「あの子って…えっ!?子供!?」
「話せば長くなるんだけど、いいナリカ?」
「うん。いいナリヨ」(ここでもナリ伝染中)
シリアスなシーンでも「ナリ」使用で
一気にトーンダウン(?)でもそれでいい
毎日がキテレツ大百科~いけのりです。
最近、周辺の大の結構な立派な大人達が
ナリだの、ぜよだの言っていて、ええ、
皆さんちょっとどうかしちゃってます。
(アンタが一番どうかしちゃってるって話)
で、見つかったのは、愛娘ではなく、、
愛車(まなぐるま?)です。自転車ナリ。
あれは肌寒い、いや、モロ寒い今年の1月。。
神楽坂のワイン会で占いを頼まれた占い師。
神楽坂って、、丸ノ内線西新宿駅からは
微妙に行きにくい場所なんだなぁ~。
うむ、直線距離ならでら近いのにぃぃぃ
自転車だったら20分で行ける距離。
というわけで冷え冷えの空気の中を
愛車いけのり号で会場まで向かいました。
ワイン会は大盛況、10名を占い終わり
21時過ぎに一人会場を後にした占い師。
いけのり号で新宿方面へ向かいます。
出発して10分程経った頃でしょうか
大通りの車道左側を快走していた占い師
前方10mの路肩に停車中の白い車を確認、
そろそろ車を避けよう~と少しばかり
右に方向転換したその時、おおお、なんと
白い車が急発進でバックしてきました。
いくら頑丈で骨太な占い師と言えども、
あげな鉄の塊とぶつかってしまったら
何やら体に支障が起こりそうナリ~と、
とっさの判断でいけのり号を投げ出し、
自身は歩道に華麗に受け身。グギッ。(華麗?)
幸い、占い師はかすり傷一つなく、、(頑丈!)
運転していた方もいい人でひたすら平謝り。
ちなみにこちらも平謝りだったので
譲り合って上島竜兵のようになった二人。
(ピンとこない方、竜兵会のどうぞどうぞです)
愛車も前輪フレームが曲がっただけで済み
とはいえ、運転不能になったいけのり号、
車に載せて自宅まで送ってもらうことに。
車内では占い話に花が咲いておりました。
ええ、仲良し。何かの歌にもありました
…一度会ったら友達で毎日会ったら兄弟だ。
修理代と治療費はいつでも請求してください。
&今度彼女と一緒に占いお願いします、、
というわけで円満丸にサヨウナリ~をし
翌日、愛車を近所の自転車屋さんへ。
フレーム修理等、大したことはなく、
即日で完了するぜぇ~ということで、
江戸っ子風の自転車おじちゃんに
愛車を託し、夕方取りに戻りました。
あ、何やらブレーキの効きがよい、、
後輪も空気満杯でいい感じナリナ~
いけのり号は見事!復活を遂げ、
(人のお金で点検整備とも・・・)
そのまま、30m程先のスーパーへ。
「今日はお祝いね!」
10分程買い物をし駐輪場へ戻った占い師
「おや?」
……停めてあったはずの場所に
いけのり号がいない。オカピ~。
邪魔だったから寄せられたのかな~
と周辺を見渡しても、おらぬ。
「おおおお、盗っ人にやられたか」
そう、修理から戻ってきて十数分で
なんと盗まれてしまったという。。
こ、こんなことが、、漫画みたい。
毎日がキテレツ大百科って本当ですな。
うむ。それにしてもどんな御面して
人のものを無断で持っていくのだ。
けしからんな。結構高かったナリヨ!
いやしかし、自ら所有物と思っている
この世のものは、元々全て皆のもの。
いけのり号に使われたいた鉄もゴムも
地球の産物。独占欲は捨てねばならぬ。
(すごい飛躍してますか、悟りですか)
そして、前日の事故からの窃盗、、
占い師、思いました。これはきっと
「もう自転車には乗るでないぜよ」
という神からのメッセージかも。
神が何らかの理由で、占い師めから
自転車を取り上げなさったのだ。
私にはもう必要がないものか、
あると良くないものなのだ。多分。
うん、もう自転車は乗りません。
そんな感じに自分を納得させ、
8ヶ月、、何で今頃出てくるかな。
あ、しかも盗まれた上にお戻し料
5000円も払わねばならぬのか。。
何やら悔しいではないか。シドイ。
そいうわけで、愛車が見つかりました。
が、取りに行くかは、、うむ。迷い中。