本 |「ケーキの切れない非行少年たち」会社の問題児の根底にあるのはコレかもしれない

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ケーキの切れない非行少年たちの感想をお届けします。

 

どうもです。今回ご紹介したいご本はこちらです。

 

ケーキの切れない非行少年たち

 

我の周りには非行少年どころか、少年もいないのですが、本屋でふらふらしてたら、この本がとてもいい場所に配置されており、ドーンと目に飛びこんできたのですよ。

だいぶ前にどこかのサイトの書評コーナーに取り上げられていて、

↓の図表に若干の衝撃を受けたものの、買うには至らずだったのですが、

 

 

これは神の思し召しカモ鴨長明…と思い、平積みになっている本書をパラパラとめくって読んでみたら、、、

 

こ、これは、、興味深い…

 

となり、買って一気読みしてしまいました。

というわけで、ハッとしてグッときた部分をかいつまんでお届けしますと、、、

 

(凶悪)犯罪を起こした非行少年にその理由を尋ねても、

(その子にとって)難し過ぎて理由を説明できないという。

自分でやったことの理由がわからなければ、ことの重大さもわからず、

よって反省もできず、口ではもうしませんと言うものの、また繰り返す。

 

…おや、この構図、、、と思った自分です。

これ、ミスをし続ける社員や、周りの人とまともな人間関係を築けない問題児な社員と同じではないですか?

ええ、ええ、一気に話を軽くしているようで申し訳ないのですが、一社員のミスや社内の対人関係のいざこざがもたらす、会社、いや、日本経済への悪影響を本気で換算したら凄いことになると思い、敢えて一石を投じます。

凡ミスから中堅のミス、会社の存続を揺るがすような重大なミスを犯し続ける部下に頭を悩ませている上司の方、

チームワークを乱したり、社員が辞めたくなるような言動をしまくったりする人(上司部下、経営陣関わらず)のせいで、自分も会社に行くのが嫌になってきた方、、、

非行少年はオラには関係ねぇわ〜と思っても、本書、きっと読んだ方がいいと思います。

なんか、根底にあるのは同じことのような気がするんですよね。

 

ちなみに問題行動を起こす少年たちの多くは、次のような「歪んだ自己認識」を持っているそうです。

 

●自分のことは棚に上げて、他人の欠点ばかり指摘する。
●どんなにひどい犯罪を行なっていても自分はやさしい人間だと言う
●プライドが変に高い、変に自信を持っている、逆に極端に自分に自信がない

 

自分自身、気をつけたいものですが、自分のことは棚に上げて(この時点でもうダメ)、敢えて言わせてもらうと、

これに思い当たるホモサピさんがいます。…うむ、犯罪に走らなくってよかったなあの人。

一緒に働くことになってしまった人たちにはアレですが…

プラス、以下のような特徴も見られるそうです。

 

●融通がきかない(人の意見を聞かない)
●これやったらどうなるという想像力に欠ける
●被害者意識が強い
●イライラしている

 

うむ、本書に書いてあることをまとめているだけなのに、これまた該当する人が頭に思い浮かんでくるため、まるで悪口を書き連ねているようになってきました。

こういう感じの人に手を焼いているという方…

私は「ケーキの切れない非行少年たち」の全てをここに書くことはできないので、ぜひこの駄文をお読みの皆様には、実際に本書を読んでいただきたいと思います。

状況を良くするためのヒントがきっとあります。

 

以上です。

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