話題の本「マンガ人類学講義 ボルネオの森の民には、なぜ感謝も反省も所有もないのか」について綴ります。
楽しいマンガ勉強本を見つけました。これです。
マンガ人類学講義
「マンガ人類学講義 ボルネオの森の民には、なぜ感謝も反省も所有もないのか」(奥野 克巳)
「民族誌」や「民俗学」のイメージって、どうでしょう。
自分とは関係ない遠い南国の話で、大抵の人は興味がない、それ勉強したから何かあるのか、って印象ありませんか。
本書は、そんな民族学のイメージを打ち破るべく、漫画でつづられた民族誌なのですが、イラストで目に飛び込んでくるいろんなエピソードが記憶に残り、なんだかとってもためになり、民族学への興味が湧いてくる感じになっています。
あ、仕事や日常生活でこのような体験をしたことはありませんか?
本当は些細などうでもよさそうなことを記録しておきたいんだけど、レポートや報告書や議事録の形式が決まってしまって、それを書いてしまうとまとまりのない文章になってしまう故、なかったことにせざるをえない…みたいな。
でも実は本質がよく表れているのって、この部分なんだよね、、、みたいな。
そういう小さなエピソードがマンガで色々紹介されていて、その都度なにやら心に残る感じです。
というか、私はタイトル買いです。
なぜ感謝も反省も所有もないのか。
人間界でそんなことがあり得るのか…
あり得ていたような、いないような。
真相を知りたい方、この夏ぜひ。
「マンガ人類学講義 ボルネオの森の民には、なぜ感謝も反省も所有もないのか」(奥野 克巳)
というか、私はよく微妙な人を見かけると、
「あの人きっと来世では蚊だよ。」
とか言っているので、そういう系統の語り継がれている民話(フンコロガシは欲張りなお金持ちだった話など)の紹介がおもしろくて…それ読んでほしいです。
以上です。