いっぱい絡まれた
でも、平常心
ある朝、ウォーキングして東京駅に向かっていた。
三田付近で広めの歩道を歩いていたら、恰幅のいいオタな殿方が、前方からのそのそ歩いてきた。そしてすれ違いざま、我に以下のようにのたもうたのだ。
「…なんでわざわざ真ん中歩いてんだよ ボソボソ…」
教えてやろう。
貴殿が交通ルールを無視して左側(私の右側)を歩いてきたから、規則正しく右側を歩いていた我が貴殿を避けた結果、歩道の真ん中を歩くことになったのだ。
ええ、ええ、「キモッ!」触らぬ神に祟りなしということで、上のように言い返したりはしませんでしたが。
その後、時間が押してきたため新橋駅から山手線に乗った。
有楽町駅でこれまた180cm・0.1t位の恰幅のいい殿方が電車に乗り込んできた。
オイリーにしっとりとした髪、小汚いマスクから覗く無精髭、ヨレヨレしたラガーシャツに薄汚れたフリースとリュック。右手にはカンフル剤のモンスターエナジー…
嫌な予感がした。
が、すれ違いざまに呟かれることなどもなく、東京駅に無事到着。
警戒心ゼロの状態でそのモンスターと同時にホームに降りたった時、
「ガボッ、ゴボゴボ…ゲフ」
耳元で、ゲップをされたのです。
史上最悪の汚音。しかもかすかにエナジードリンクの匂いまで。
あ、皆さん、匂い・臭いのメカニズムってご存知ですか?
鼻の匂いを感知する鼻穴内のセンサー部分に匂いの素の微粒子がくっついて、それが神経を伝わって脳に届いて匂いを察知するんですよ。
エナジードリンクの匂いがゲップ経由ではなく、缶経由でありますように…
がしかし、ああ、今日はなんか神やら仏様やらに試されてるな、、、と動じることなく平常心でいられました。
南無南無…
以上です。
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