心理的な消耗は害悪である|今日の一言

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いけのり

心の余裕がなくなり

性格が悪くなるのだ

 

以前もご紹介した、シューマッハの「宴の後の経済学」(1980年)を読み返している。

我が生まれる前の作品とは思えない、現代人が目下抱えている困った状況を的確に言い表していて、キュンとします。

 

肉体的な負担が軽減されたかわりに精神的な緊張を強いられるというのは望ましいことではない。適度のものなら、かなり激しい肉体労働でも、それほど大きな心理的消耗は伴わないけれども、精神的な仕事となると、そうはいかない。
その結果、本来的に重要な精神生活に注意を振り向けるべき心の余裕がなくなってしまう。
複雑きわまりない性格をもった現代産業社会が不当に神経の緊張を強いて、不当にも大きな心理的な消耗をもたらしていることは、この社会の生む大きな害悪である、事実、それは最大の害悪であるといっておきたい。

 

うむ。各個人の神経の緊張&心理的的な消耗からの、矛先は弱い者へ…(いじめ・ほにゃハラみたいな)。そんな流れに見える。

このようなループからは、病気になってしまう前に、一刻も早く抜け出したいものです。

何をするにも健康第一故。

 

以上です。

 

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