ルース・ベネディクトの名著「菊と刀」について綴ります。
コロナの騒動で、ますますわからなくなった。
人間というものが…
いや、人間じゃないな、日本人がわからなくなったのか。
というモヤモヤとした状況の中、ずっと気になっていたけどぉ、何だか難しそうだしぃ〜と、手を出さないでいた本を手に取ってみたら
まんまとハマってしまった「菊と刀」の沼に…
「菊と刀」
(ルース・ベネディクト)
時は第二次世界大戦。
前日まで国民総動員で臨戦態勢だったのに、終戦のその瞬間から見事に方向転換。
敵兵にも超友好的に協力できてしまう日本人の性質はいったい何処からきたのか。
日本人の(向こうの人からしてみたら)謎過ぎる有様が、あーでもねーこーでもねーと紐解かれていきます。
「あ〜あるある、わかりますね大和魂」
などと独り言をつぶやきながら読んでしまう御本です。
がしかし、全部が全部そうではなく、途中途中ではもちろん、何かちょっと違うなという違和感を覚える箇所もあります。
自身、何だかアレだなと感じたのは、復讐気質(日本人は復讐が好き)について書かれているところ。
それにはちょっと賛同できなかった。
ええ、ええ、平和主義故、その悩ましい相手とは早々に縁を切り、その後復讐に労力を割くくらいなら、その相手のことは綺麗さっぱり忘れて平和なライフに専念したい自分です。
ちなみに、縁切り前に思うことは、
「私よりも執念深くて意地悪な誰かが、私が思い付かないような酷い復讐をしてくれることだろう…」
とかです。あ、決して呪いなどではなく予想ですよ。
話を戻して、、、この夏に読む本をお探しの方!
菊、刀の意味するところとは?
日本人のデオキシリボ核酸(すなわち、DNA)に思いを馳せながら、ぜひ「菊と刀」を読んでみてくださいませ。
以上です。