話題の本「禍いの科学 正義が愚行に変わるとき」について綴ります。
現状をもっとよくするために始めたことが、状況をどんどん悪い方向にしてしまうことがあります。
今日ご紹介するのは、それが科学分野で世界規模でそうなってしまったお話を集めたものです。
禍いの科学
正義が愚行に変わるとき
ポール・A・オフィット
レイチェル・カーソンの「沈黙の春」って学生の時、自然破壊をストップさせるための『正義の本』として勉強しませんでしたか?
コレ、実は最終的に違ったという…
チンハル=環境保全運動の素、メシア的なイメージのまま大人になってしまっていた自分は目次を見て最初困惑しましたが、経緯を読んでいくと、あ〜あ、あるある。と納得しました。神格化ですね。
もくじ
はじめに
第1章 神の薬 アヘン
第2章 マーガリンの大誤算
第3章 化学肥料から始まった悲劇
第4章 人権を蹂躙した優生学
第5章 心を壊すロボトミー手術
第6章 『沈黙の春』の功罪
第7章 ノーベル賞受賞者の蹉跌
第8章 過去に学ぶ教訓
エピローグ
第7章 ノーベル賞受賞者の蹉跌 は、ノーベル賞でなくてもあるあるですね。
賞を取った人が言っていることが正しい、賞を取っているから美味しいというのは幻想なのです。
ええ、ええ、人間界にはいろんな賞がありますが。
以上です。
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