今回はウイルスの形についてです。
ウイルスはどんな形をしているのか
ウイルスには様々な種類が存在しており、形も本当にバラエティーに富んでいます。丸いものから角ばっているもの、超細長いもの、毛が生えているように見えるもの、とげとげしいもの、にゅるりとした感じのものまで…。
中には、本当に惑星探査機(!?)のような形をしたウイルスもいます。バクテリオファージというウイルスで、下のイラストのような形をしています。
まじでこんな形をしているんですよ。オーマイゴッド!誰かが作ったのか?設計者は誰ですか?と問いたくなるような形です。
ちなみに、バクテリオファージくんはこの愛らしい(?)姿からファンが多く、インテリア小物やTシャツにプリントされたりしています。
「ファージ」というのは、「食い尽くすもの、破壊するもの」を意味し、バクテリオファージとは細菌を食い尽くすウイルスのことを指します。
バクテリオファージは宿主細胞にお邪魔する際に、相手の細胞膜をぶしゅーーっと破るための針のようなものを体の下部に隠し持っています。ええ、ええ、何だかよくわからないけどかっこよくないですか。
あ、そうそう、似たような言葉でマクロファージというのがあるのですが、これは大きな(マクロの)バクテリオファージかと思いきや、全然違います。
マクロファージは白血球の一種で、私たちの体の中に入ってきた細菌などの異物を捕らえて殺したり、死んだ細胞や細菌のお掃除をしてくれたりする存在です。ついでに覚えておくといいですね。
今回のおすすめのウイルス本
我がこれまでに読んだ中から、選りすぐりの生物・ウイルス関連本などをご紹介します。今回はこちらです。
ウイルスは生きている (中屋敷均)
「04.ウイルスは生命体ではないとされている理由」でも言いましたが、ウイルスは生きているのです!というのが納得できる御本です。
以上です。