今回はウイルスのサイズについてです。
めっちゃ小さいウイルス
以前にもちょっと書きましたが、一般的なウイルスのサイズは20~40 nm(ナノメートル)とされています(コロナは100nm)。
「ナノメートルて、何よ?」
という方のために、nmを馴染みのある単位、mmに換算してみましょう。
1nm=1/100万mm
ええ、ええ、20~40nmって本当に小さいんだ…ウイルスって肉眼では絶対に見えない小ささなんだぁ…というのが、わかってもらえたと思います。えッ? nmがどれだけ極小で、ウイルスが小さいのもわかったけれど、数字だけではなんだかイメージできない?
そうですか…では、そういう方々のため、さらに身近なものとのサイズ比較をしてみたいと思います。私たち人間の体がサッカー場だとしたら、標準的なサイズのウイルスの大きさは、なんとサッカーボールの模様の六角形くらいの大きさです。ウイルスがどんだけ小さいかイメージできましたでしょうか。
ミニマムとマックスで100倍の差があるウイルスくん
ちなみに、サイズについてもうひとネタ。
ただ今発見されている最小のウイルスと最大のウイルスとでは、なんと100倍以上の大きさの差があるそうです。これまでに発見されている最小のウイルスは12nm(サーコウイルス)で、最大のものは1500nm(ピソウイルス)です。
これは、東京の六本木ヒルズに隣接している高さ約155mのマンション(あ、ハイ、あの赤い感じのマンションです)と身長120㎝の子どもくらいの差です。ええ、ええ、同じウイルスなのに半端ねぇ~差ですね。
また、髪の毛の断面は、約100μm(マイクロメートル)とされています。1μmは1000nm*なので、1500nmは1.5μmとなります。ええ、ええ、髪の毛の断面の1/67(15/1000ですね)くらいのサイズなら、肉眼でもがんばれば見られそうな気になってきますが、まあ、無理ですね。
あ、ちなみに、マスクの網目の大きさは、10~100μmです。結構デカいですね。
*補足:長さの単位
1mm = 1,000μm = 1,000,000nm
今回のおすすめのウイルス関連本
占い師がこれまでに読んだ中から、選りすぐりのウイルス関連本などをご紹介します。今回はこちらです。
地球村で共存するウイルスと人類(山内一也)
ウイルスはまったく「敵」ではなく、共存している最小の生命体であることがよくわかる御本です。
ウイルスがいなければ今の我々はない。
そういうことをちゃんと理解していきたいものです。
以上です。