ウイルスのことを知ろう
新型コロナウイルスでなんだかどんよりしている中、春の新連載がふわふわとスタートです。
その名も「YouもMeもほぼほぼウイルス」…
あ、はい、2年前に出版した「YouもMeも宇宙人」(地涌社)からの流れですね。本当は「ほぼほぼウイルス」も翌年あたりに出版予定だったのですが、別件でバタバタしているうちに出版が難しくなったので、本サイトで公開していこうと思います。
「YouもMeもほぼほぼウイルス」の最終的な結論は、
地球上の生命は、ウイルス感染からのウイルスによるDNA(遺伝子)の書き換えによって進化した。※これを「ウイルス進化論」と言う。
以上。
ということに尽きるのですが、この新型コロナウイルスパニックの最中です。
せっかくなので、知っておくとよさそうなウイルスの基礎知識・与太話などをなるべくわかりやすくおりまぜながら、進めていきたいと思います。
それではまずは基本中の基本からいきましょう。
ウイルスとウィルス、正しい表記はどちら?
記事などでは、「ウイルス」っていうのも見るし、「ウィルス」っていうのも見るような…って感じでしょうか。
日本の読み方などは「ニッポン」と「二ホン」、どっちも正解なのですが、
「ウィルス」と「ウイルス」は、どっちかが明確に間違いです。
では、正解をお伝えしましょう。
「ウイルス」という表記が正しい表記です。
なんとこれ、学会でちゃんと決まってます(日本ウイルス学会)。
故に、「ウィルス」とか書いちゃうと、
「あいつもぐりだ…」
となるので気を付けましょう。
この間、とある薬局内のポップで、普通に間違っている表記(「ウィルス対策に!」的な)を見つけましたが、まあいいやとスルーしてきた自分です。
ちなみに英語では「Virus」。
「ヴァイラス」という発音に近いです。
昔、外国人の人の前で。「ウイルス」と言ったところ、「ウィル・スミスがなんだって?」という感じで、まったく通じませんでした。
海外の病院などで使うことになった際には、「ヴァイラス」と発音しましょう。
今回のおすすめのウイルス本
我がこれまでに読んだ中から、選りすぐりのウイルス関連本などをご紹介します。今回はこちらです。
ウイルス研究学界のリンカーンこと、我らが山内一也先生が書かれた本です(そんな呼び名聞いたことないよ)。
ウイルスと人間とのかかわりの歴史がスラスラわかります。
歴史を知るって大事なことなのでビギナーさんにおすすめです。
以上です。