本 | 「ウイルスの意味論」(山内一也)今、必読の書です!今読まないでいつ読む!?

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白状します。

私は日本のウイルス学者の権威、山内一也(やまのうちかずや)先生の大ファン…

 

 

ええ、ええ、ファン過ぎて、この間、Wikipediaまで作ってしまったという(それちょっとマジですね)。

 

そこで本日は、新型コロナウイルス(COVID-19)騒ぎと相まって、今再び脚光を浴びている先生の御本、「ウイルスの意味論」(2018年、みすず書房)をご紹介したいと思います。

 

「ウイルスの意味論」(山内一也)

 

2017年に宇宙本を出した私。実は次はウイルス本を出す予定でですね(めっちゃ遅れている)、ウイルスの勉強をせねばならず、60冊ほどウイルス関連の本を買い込み地味に勉強していました。

その数々のウイルス本たちの中で、光り輝いていたのが山内一也先生のウイルス本たちです。

「たち」というのは、山内先生、めっちゃたくさん本を出しているから…

山内一也先生のウイルス本はコチラ>>

 

山内先生の書かれた御本を読んでみるとわかるのですが、師の語り口調は、ウイルス学の知識のまったくない薄っぺらい文系脳の私にも、スッと入ってくる、優しく丁寧で素敵な語り口調なんです。

ウイルスってなにもかも謎過ぎて、なんか難しくてとっつきにくくて怖い存在。

でもそんなウイルスなのに、ウイルスをウイルスという唯一無二の存在として、対等に認めているんだな~というのが伝わってくる感じなんです。

病気を起こすのは嫌ですが、ウイルスもそれなりに使命があって「生きている」んですね。

あ、なぜ、「生きている」とわざわざかぎかっこをしているかというと、現在の生物学の定義ではウイルスは「生物・生命体」には入らないからです。この辺の話はまた今度詳しく…

というか「YouもMeも宇宙人」に書いてあるのでどうぞ。

 

 

では、今回の山内先生のウイルス本の集大成と言ってもいい「ウイルスの意味論」の内容紹介はこちらです↓

 

内容紹介

ウイルスとは何者か。その驚くべき生態が明らかになるたびに、
この問いの答は書き替えられてきた。

ウイルスは、数十億年にわたり生物と共に進化してきた「生命体」でありながら、
細胞外ではまったく活動しない「物質」でもある。その多くは弱く、外界ではすぐに
感染力を失って“死ぬ”。ただし条件さえ整えば、数万年間の凍結状態に置かれ
ても、体がばらばらになってしまったとしても“復活”する。
ウイルスの生と死は、生物のそれとはどこかずれている。

一部のウイルスは、たびたび世界的流行を引き起こしてきた。ただしそれは、
人類がウイルスを本来の宿主から引き離し、都市という居場所を与えた結果
でもある。本来の宿主と共にあるとき、ウイルスは「守護者」にもなりうる。
あるものは宿主を献身的に育て上げ、またあるものは宿主に新たな能力を
与えている。私たちのDNAにもウイルスの遺伝情報が大量に組み込まれており、
一部は生命活動を支えている。

ウイルスの生態を知れば知るほど、生と死の、生物と無生物の、共生と敵対の境界が
曖昧になっていく。読むほどに生物学の根幹にかかわる問に導かれていく一冊。

目次

はじめに ウイルスとともに生きる
第1章 その奇妙な“生”と“死”
第2章 見えないウイルスの痕跡を追う
第3章 ウイルスはどこから来たか
第4章 ゆらぐ生命の定義
第5章 体を捨て、情報として生きる
第6章 破壊者は守護者でもある
第7章 常識をくつがえしたウイルスたち
第8章 水中に広がるウイルスワールド
第9章 人間社会から追い出されるウイルスたち
第10章 ヒトの体内に潜むウイルスたち
第11章 激動の環境を生きるウイルス
エピローグ
あとがき

 

ウイルスを恐れる前に、本書を読みましょう!!!GOGOGO!

…で、集大成とはいえ、まだまだ超お元気なので、さらなる集大成が出そうです。

期待して待っております!