どうもです。読んでみたら、もう!!物凄くよくて、若い人中心に勧めまくってます。
現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)
渋谷栄一
次の一万円札になるということもあり、なんでこの君が一万円札なんだろうと思って、ちょっくら渋沢氏の最も有名と言ってもいい「論語と算盤」を読んでみました。
…結論、百万円札でもいいお方ですね。
渋沢氏がこんなにすごい殿方だったとは。なぜ今まで知らなかったのか。自身の不勉強っぷりが急に恥ずかしくなりました。
(北区にある資料館に行きたい)
ちなみに、本書は100年以上も前に書かれた本書ですが、素晴らしい思想を含んだものというのは廃れないものですね。
「はぁ~、ですよねー」
などと1ページ1ページ、噛みしめるように読んでいました。
また、現在の日本の嘆くべき部分が、そに当時とまるで一緒で驚いてみたり…
「今どきの若者は…」
という言葉が、5000年前のエジプトの壁画から見つかっているという話がありますが、まさに同じような状況は繰り返されるのですね。
何はともあれ、経済活動(お金を使うということ)をしている方・する予定の方には、ぜひ早めに読んでもらいたいご本です。…ええ、ええ、経済活動に関係する人って、、、すなわち、国民全員ということになりますが。
あ、ただの思いつきですが、優秀な学生さんを取りたい会社さんは、就職試験でこの本の読書感想文の課題を出して、その場で書いて提出してもらったらいいかもしれません。
あ、我の本業のひとつは編集なのですが、「文は人なり」(高山樗牛)とはよく言ったもので、
その方の書いた文章(最低100文字はほしい)で、性格と頭の良し悪しがおもしろいくらい丸わかりなのです。と言うと、
「おめぇのふざけた文章はなんだよ」
という声が遠くから聞こえてきますが、ええ、ええ、仰せの通りで、わたすはふざけた性格の通りに書き、表現し、そのように生きているのです。ムフフ。
話を「文は人なり」に戻しますと、普段のメールのやり取りでも人となりって、わかりますよね。
「手前、何言ってんだYO!ボケが」
という感じのメールが来る時もあれば、
「なんて丁寧でわかりやすくて、優しさにあふれたメールなんだ…」
という文章を書く方もいますよね。うむ、人事の方…ぜひぜひ即席読書感想文の試験を。
というわけで、最後に、目次と紹介文です。
目次
第1章 処世と信条
第2章 立志と学問
第3章 常識と習慣
第4章 仁義と富貴
第5章 理想と迷信
第6章 人格と修養
第7章 算盤と権利
第8章 実業と士道
第9章 教育と情誼
第10章 成敗と運命内容紹介
1番読みやすい現代語訳! 20万部突破!!
いま読みたい最強の古典岩瀬大輔氏(ライフネット生命保険 社長兼COO)
「あなたの仕事観を変える本。東洋の叡智がここにある! 」佐々木常夫氏(東レ経営研究所 特別顧問)
「資本主義に対する彼の思想は、時代や国境を越えている」新浪剛史氏(ローソン 会長)
「“道徳に基づいた経営”という発想には学ぶべきことが多い」
日本実業界の父が、生涯を通じて貫いた経営哲学とはなにか。
「利潤と道徳を調和させる」という、経済人がなすべき道を示した『論語と算盤』は、すべての日本人が帰るべき原点である。 明治期に資本主義の本質を見抜き、約四百七十社もの会社設立を成功させた彼の言葉は、指針の失われた現代にこそ響く。 経営、労働、人材育成の核心をつく経営哲学は色あせず、未来を生きる知恵に満ちている。
「論語と算盤」ってタイトルはとっつきにくい感じではありますが、内容は渋谷氏が書いたものを現代語訳しているバージョン故、普通に読める感じですので、ご安心ください。
読書感想文もお待ちしております。
以上です。