映画 | 「帰ってきたヒトラー」悪魔的に人を惹きつけて巻き込み、扇動する手法を学べます

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どうもです。

アラブ系の友人にちょっと感想を聞かせてほしいと、ある映画をオススメされました。

あのヒトラーが現代に突然タイムスリップして…という内容のヒトラー密着取材型、ドキュメンタリー風コメディ映画です。

Amazonのカテゴリはコメディとなっているものの、テーマがテーマだけに純粋なコメディではない感じです。

 

帰ってきたヒトラー

 

私は社会の専攻が日本史だったため、ヒトラーについては「大勢のユダヤ人をガス室でキルした悪魔的政治家」くらいの軽過ぎる知識しかないのですが、

Amazonビデオでドキュメンタリーやコメディ映画を多く見るせいか、ずぅーーっといい位置にレコメンドされていて、気になっていたものの、

ヒトラー興味ないしぃ〜

と長期に渡りシカトしていた映画だったので、いいきっかけになりました。

人間、感想や意見を求められると、なんかいいこと言わなきゃとなってしまいますが、ええ、ええ、いつもの調子で…

面白かったです。

(ボキャ貧か)

 

私がキュンとしたシーンは、ひょんなことからヒトラーがテレビ番組に出演することになり、

スタジオにいる100人くらいの観覧者の前に登場後、観覧席を睨みつけるようにジッと動かず、長い時間、THE沈黙…というシーンです。

ええ、ええ、スーパーボウルのマイケルジャクソンを思い出しました。

あ、マイケルがステージに登場後、観客が「マイコーマイコー」と絶叫する中、数分間、微動だにしないマイケルの伝説のライブ知りませんか?

 

あれって動いた(喋り出した)時の有り難みが増すんですよね。

マイコー、ひょっとしてヒトラーの手法を真似たんだろうか。

私は無視は得意でも、沈黙はあんまり得意でないですが、この沈黙テクは意見を相手の心に染み込ませたい時とかに使えそうなので何処かで試してみようと思います。

 

がしかし、昨夜、タモリ倶楽部が終わってからテレビを付けっぱなしにしていたら、朝まで生テレビが始まってしまい、ちょっと眺めていたのですが、あの番組内では沈黙の術は使えなさそうですね。

人が喋っている最中に割り込みが酷くて…人の話全然聞いてないし、子供には見せてはいけない番組かもしれません。あ、だから深夜放送枠なのか。

 

話を映画に戻しましょう。

人の心の中に、いつの間にか入り込むためには、笑いや軽さが一番ということもこの映画は教えてくれます。

笑うと緩んで隙間ができますからね。やはりお笑いは大事ですね。

ちなみに本作品のピクトグラム的なマークが、鉤十字(まんじ)ではなく七三分けなのもセンスを感じました。

 

そんな七三でしたっけ? と思い、画像検索してみたところ本当に凄い七三でした。

 

 

…ちょっと、令和の菅官房長官を彷彿とさせますね。

令和、菅官房長官

 

そんなこんなで、伝えたいことはいっぱいあるのですが、ネタバレ好きでないのでこれくらいで。

 

Amazonビデオで無料です。ぜひご自身で体感されてください。

帰ってきたヒトラー

 

以上です。