どうもです。これ、めっちゃ行きたかったです。
「1週間の徹夜は我慢しろ」「死ねクズ」 ブラック企業体験イベント
このTHE BLACK HOLIDAY(ザ・ブラックホリデー)イベントは、擬似的にブラック企業を体験することで「本当にいい職場とは何か」を考えるきっかけになれば、というのが趣旨だ。しかし筆者としては、なぜブラック企業務めの人間が辞められないかの理由がわかったような気がした。
怒声にまみれた中に居続けると、自己肯定感が低くなる。自分がダメだから仕方ない、とひたすらに仕事に打ち込むしかない。そして何より、先輩の要望に応えられたら、思いっきり褒めてくれるのだ。適切なアメとムチは、社畜を生み出すことがわかった。
サービス残業で反省文も書かされた。1人ずつ全員の前で読み上げるのだが、ほぼ全員が「迷惑をかけてすみません」「反省し、明日から頑張っていきます」と言っていた。中には「新入社員全員が至らず」という人も。すると先輩は「すばらしい!」と褒めてくれる。これがどうしようもなく嬉しくて、明日も頑張れると思えてしまった。
(全部読む)
スペースの関係上、全文は載せられなかったので、ぜひ(全部読む)から全部読んでください。本当にめちゃくちゃ面白いです。
ええ、ええ、それもそのはず。本イベントの監修は、あのブラック企業アナリストの新田龍氏。
新田龍とは
ブラック企業アナリスト 新田 龍 (@nittaryo). ブラック企業問題の専門家。働き方改革総合研究所株式会社代表取締役。労働環境改善のコンサルティングと、ブラック企業相手のこじれたトラブル解決が専門。
新田氏が書いているブラック企業の記事の内容を、ターゲットにされている企業にお勤めの方々に確認してみたのですが(暇人)、
「えッ!なんで知ってんの?」
という反応ばかりでした。ええ、ええ、本物ですね。
で、ここからは本イベントの記事を読み、私めが特にグッときてしまった要素を書き出していきます。
…毎秒ノルマ達成!
昔勤めていたit企業は、年間目標、クォーター(四半期)目標、月次目標、週次目標、日次目標、午前午後目標、集中タイム目標はありましたが、秒の目標はなかったので、負けました。
ちなみに、ノルマ100%達成で普通、110〜120%でまあまあ、みたいな風潮だったなぁ。懐かしいです。
…残業なき 労働に 価値なし
これもやばい。残業はすると癖になって脳内が「残業ありき」になり、人生そのものも残業のようなズルズルとした人生になってしまうので、気を付けたいものですね。
残業が本業になってはいけません。
残業はあくまでしょうがなく”ちょっとだけはみ出す”程度におさえなければ…人生が破綻してしまいます。(大袈裟だよ)
社訓 スーパーミラクルハッピー
こ、これは…何気に弊サイトの人気コンテンツの一つでもある
【ブラック企業社訓&名言大調査】電通、楽天、三菱ほか…企業理念、CMキャッチコピー、スローガン、名言など
に通じるものが。「スーパーミラクルハッピー」は、某社の「大天使であ~る」の社訓っぽい臭いがしますね。
ええ、ええ、社是社訓やオフィスに飾ってある言葉って大事ですね。
以前勤めていたit企業の来客用の会議室には、「人は財なり」という額が掛かっていたのですが、
いつも斜めっていて、それを直してからお客さんを呼び入れていました。…懐かしいですね。
というか、私も実話に基づいてこのイベントに近い、ブラック企業洗脳イベントができそうな気がしてきました…
これに何か足すとしたら、そうですね、、、
・給湯室で朝シャン
・引き出しにお泊りセット&着替え常備
・業務中、節電のため電気が急に消える(といっても午前3時)
・営業ノルマいかない分は自分で建て替え
・労基を会社に入れない
・午後6時からもう一日分が始まる
・扉に「えっもう帰るの?」って紙が貼ってある
とかでしょうか。ええ、ええ、全て本当にあった怖い話です。
うむ、若人の皆さんはこのような過労生活に染まらないようにしてくださいね。
ブラック企業の怖いところは、ずっと酷な状況で神経をすり減らしていると、「それがおかしい」という感覚が薄れて、「これが普通に」なってしまうところです。
イベントに参加した大学生の以下の言葉にもあるように、、、
参加した大学4年生の男性は「来年から社会人なので、ブラック企業に入ってしまった場合の対策のために参加した。でもたった1時間半でこの会社に染まってしまったので、実際にブラックだったとしても受け入れてしまうのではないかと心配になった」と語っていた。
ええ、ええ、自らが気付かないうちにですね、
「会社がおかしいのではなく、自分ができないのがおかしいのだ。」
「ここを抜けてもうまくいかない…ここで何かを成し遂げなければ…」
などと、妙に内向きに内向きになってしまうという。(これを洗脳と言う)
あのですね、おかしなものはおかしいのです。
で、自分ではそのおかしさに気が付けないので、その周辺でまだおかしくなっていない人!
気が付いてしまったら、ぜひ人助けをしてください。
1人ヘルプにつき2億円くらい(日本人の生涯年収の中央値)の見えない貯金になりますよ。(そういう考え方はありなのか)
あとは「バカ」とか「クズ」とか暴言を吐く、暴力をふるうなどなど、わかりやすいパワハラ上司・経営者ならいいのですが、
見た目優しい、やり口が一見親切な上司・経営者というカテゴリもあり、こちらはかなり曲者です。
でも、どちらにしても結局は、自分のことしか考えてない人が多いので、そこに気が付ければ、覚醒できます。
ええ、ええ、自分を強く持って騙されないようにしたいですね。
以上です。