【詐欺】ビットコインを利用したSENER(セナー)先物投資詐欺。83億円集金した投資集団が逮捕。

どうもです。また高配当の投資詐欺…投資したお金は、残念ながら戻って来そうもないですね。

無登録で８３億円集金か　会社役員ら８人逮捕　金商法違反容疑

柴田容疑者らは昨年二月から、各地でセミナーを開き、セナーの「インデックス先物取引」への出資を勧誘。月利３～２０％の高配当とセナーによる元本保証を約束し、ＢＴＣなどで八十三億円相当を集めていた。知り合いを勧誘すれば紹介料が入るとするマルチ商法で出資者を増やし、柴田容疑者は集めた金を私的に流用していたという。

　出資者は会員制交流サイト（ＳＮＳ）に登録後、出資額を「セナードル」と呼ばれるポイントに交換し、このポイントで配当や紹介料を受け取る仕組みだった。しかし、ポイントを換金しようとしても、なかなか受け取れなくなり、昨年六月に配当が止まっていた。

　同七月に結成された「セナー投資被害対策弁護団」によると、セナーは2007年2月に米国で設立され、ロンドン、パリ、東京など世界七都市に支社を設け、2000人以上のスタッフがいる、と宣伝していた。

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この事件の巧みな点は、仮想通貨のビットコインが金融商品取引法の「有価証券(金銭)」に該当しないという点です。

ええ、ええ、すなわち、83億円分被害が出ていても事件としての立件ができるのは、ビットコイン分を除く、現金分だけになってしまうかもしれないのです。

ええ、ええ、刑事事件として立件されたところで、お金が戻って来るわけではなく、民事で訴えても、「返すお金はありませぬ」という状態だったら何の意味もないのですが。

また、本件、別にビットコイン自体はまったく悪くないのですが、「ビットコイン詐欺」のように勘違いする方も出てきて、ええ、ええ、ビットコインはちょっといい迷惑ですね。

法律の抜け穴をうまく利用した事件。頭いいですね。凄いですね。(感心してどうする)

そう、詐欺を考える人って頭がいいんです。引っかからないようにするためには、詐欺師達の上をいかないといけないのですが、これが結構難しいことなのですね。

上いくとか考えず、同じ土俵に上がらないのがいいですね。知らんふりをするということです。

投資詐欺のポイントは、

❶ うますぎる餌：高配当(6-20％とか)、元本保証

❷ よくわからない投資先： 先物、未公開株、不動産、仮想通貨

❸ 出所・権威：アメリカから来た、凄そうな投資会社名・創立者・関係者、有名人も関係しているなどなど

❹ お誘い：結構身近な人から話がくる、そして儲かってそうに見える

❺ 詐欺に見えない：パンフレットとかサイトとかちゃんとしている風

という感じです。

❶の元本保証とは、出した分のお金は必ず戻ってきます、という意味です。

❷のちゃんと投資の勉強をしている人にはよくわかっているものですが、この道に明るくない人にとっては、何だかよくわからないものということです。

❸のアメリカは、香港とかシンガポールとかになったりします。

今回のセナー投資詐欺事件では、なんだか凄そうな経歴の持ち主である創始者のスペンサー・ブラウンのことを聞いて、「なんか大丈夫そう…」とか落ちてしまった人もいるのでは…

また、タレントの方も何人か利用されてしまったようです。

中村雅俊さんショーも…高額出資者に台湾ツアー

❺はこんな感じ↓

ええ、ええ、美味しい餌をちらつかせられ、それっぽい説明書を見せられ、

最初は怪しんでいても、近い人や自分とそんなに状況が変わらない人が儲かっていそうに見えてくると、変な欲が出てきて、細かい仕組みはよくわからないものの、、、

「現金や預金で寝かせておくより、自分も「投資」してみるか！」

となり、投資どころか廃棄みたいになってしまうという。恐ろしいですね。

投資詐欺に引っかからない対策はひとつ。

「自分なんかのところに美味しい儲け話なんてこない」

ということを自覚するということでしょうか。

自分程度のところにそんないい話なんて来るわけがない、ということを肝に命じておけば、投資詐欺に簡単に引っかかることはないはずです。

そして、ひとつと言っておきながら、もう一個対策を挙げるとしたら、

「よくわからないものには、ビタ一文払わない」

これにつきますね。今回問題になったセナーの仕組みが詳細に書いてあるページを読んだのですが、全然意味がわかりませんでした。

これです↓

SENER(セナー)とは？会社概要やボーナスプラン、運用方法を紹介！

PDF(53ページ)はコチラ

ええ、ええ、なんかよくわからないけど凄いな、、っていうのは危険ですね。

これは詐欺に関わらずですが…

免許を持っていない人が、金融商品の勧誘をして友人などに買わせて紹介料をもらうのは違法行為にあたるので、仲の良い友人でも「ねえねえ、いい話が…」と来たら、用心しましょう。

誘いに乗って、また別の人をあなたが勧誘したら罪に問われる恐れもあります。

マルチ商法型出資勧誘トラブル－勧誘行為は刑事罰に問われることも－

大人なので、知らなかったでは、、、すまされないですね。

以上です。

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