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【日本語】「先祖返り」とは? 社員のやる気と時間を奪うビジネスあるある

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どうもです。皆さんは「先祖返り」という言葉を聞いたことはありますか?

 

「先祖返り」とは

何代も前の先祖がもっていた遺伝上の形質が、突然その子孫のある個体に現れること。人間に尾が生じたり異常に毛が生えたりする類。帰先遺伝。
(比喩的に)一度は廃れた技術や思想が、ふたたび取り上げられること。また、コンピューターで、データを更新する際に、何らかの理由で古いデータに書き換えられてしまうこと。

 

ビジネスでよく見られる先祖返り

上の通り、元々は生物学的な意味合い、俗に言う「隔世遺伝」の意味で使われていた先祖返りですが、ビジネス界では2の意味の方でよく使われています。

例えば、何らかの行き違いや操作ミスなどで、データ、書類、原稿等々が、修正前の古いバージョンの状態に戻ってしまった時、

「ああ、先祖返りしてる!Why?」

のような感じです。

これは正しい最新の状態にあるべきはずのものが、古い状態に戻っているということで、あってはならないことです。

 

会議の時にも先祖返り

また、会議中などに誰もが一度は経験したことがあるであろう、

 

「…アレ? この議論って、

なんだか前もしたような…

デジャヴ?  正夢?

堂々巡ってない?」

 

ええ、ええ、一度決着がついたはずの案件、もしくは、今議論するのは時期尚早だからやめておこう、などと保留になったはずのお話が、

無意味に蒸し返されて堂々巡りしている様子も、先祖返り的な様相を呈していると言えます。

蟻地獄か、メリーゴーランドか、葬り去っても蘇ってくるところはゾンビみたいー。

オフィス オブ ザ デッドですね。

これは関係者の貴重な時間とやる気を奪う、勘弁してほしい状況です。

 

先祖返りはなぜ起こるのか…

勘弁してほしいのですが、会社ではこういった先祖返り現象が結構な頻度で起こったりします。

あれ、何でなんですかね。

脳の中に小人が住んでいて、リセットするようなイタズラしているとかでしょうか。

しかも、その先祖返り議論のために、よくわからない話の流れで、なぜか新たに無意味な資料を作る羽目になったりすることがあり、究極のムダ作業ですよね。

 

しかも、いけのり総研の統計では、先祖返りさせる人はちょっと偉い位の人が多い傾向があります。

ええ、ええ、ぺーぺーが先祖返り発言をしたら、

「その話もう済んでるから!」

で終わりなのですが、位が高き御方には皆さんそんな風に言えないじゃないですか。

故に、下々のものは忖度という名の泥を飲み、仲良く一緒に堂々巡りという地獄絵図に…

ええ、ええ、コレ先祖返りだぁ〜 と感じたら、空気読まずにトンデモ発言を遮る勇気が必要ですね。

えッ? クビになったり、降格させられたら嫌だ? 

そんな了見の狭い会社に長居する必要なんかないですよ(言いますね)。

 

というわけで、世界の平和のため、先祖返りする御仁は退治の方向で…

 

以上です。