どうもです。平成のハングマン的な方から推薦を受け読んでみた話題の書である「日本再興戦略 (NewsPicks Book)」を、今更ながら共有です。
これですね、多分読むと軽くショックを受けると思います。
「今どきの若者は…」的なことを一度でも口にした、もしくは今現在口にしがちなおっちゃん、おねーたまに、ぜひ読んでもらいたい逸品です。
ええ、ええ、二度とそんなことを言う気になれなくさせる御本です。
今や知る人ぞ知る存在となった天才落合陽一氏。
氏は、1987年生まれの齢30歳(2018/6現在)ながら、問題意識を持って行動して、もう世の中を変えつつある…
何という素晴らしさなんだろう、、、それに比べて自分のこのフニャフニャ度は…バカバカッ!
と、自暴自棄になってしまいそうなくらい刺さってくる内容でした。
ナマケモノ を被って、カモ鴨長明とか言ってる場合ではないな…と鴨長明を追いやりたくなる衝動にかられるレベルでした。
普段ぼんやりとこれってよくないよね、、、こうなったらいいのに…と考えていた日本の問題点などをサラッとわかりやすくまとめてくれており、日本社会の各種ひずみについてモヤモヤしたことがある方は、読むとスッキリすると思います。
ネタバレで例を挙げると、何で人間にとってなくてはならない食べ物を作っている農家さん達や、人間の発展に寄与する新たな何かを研究をし、生み出している学者さん達よりも、
物を生み出してなくて、今あるお金を転がす金融業の方が圧倒的に給料が高いのは変な気が…こんなんならみんな金融業にいっちゃう〜(実際、優秀な大学生の就活生の人気企業は外資系金融)とか、
残業禁止、ブラック企業退散!の動きはいいものの、日本を支える企業の現場の中堅の方々の話を聞くと、若い人達に変に気を遣い、甘やかしているようで、このままだとなんだか日本の国力が弱まりそうだ…などです。
また、日本と世界の歴史的背景、現状、そこから見出せる将来についてや、再興話をより深くする幅広い知識(歴史芸術社会トレンドほか)が詰まっていて、その点も勉強になります。
そんでもって、難しい内容なはずなのに1時間ちょいくらいで読めてしまう文の読みやすさ。これはきっと物凄い文章力だ…
落合氏は、筑波大学の教員であり、事業家であり、アーティストであるそうなのですが、この読みやすさ、作家としても一流カモ鴨長明。
まるで万能人のようです。
万能人
万能人とは、ルネサンスの理想の人間像で、芸術・技術・科学など、あらゆる分野で才能を発揮する人を指す。人間の主体性を尊重する精神から、自己の才能を多様な方向に無限に発揮する人間が求められる。たとえばさまざまな芸術作品で偉業を成し遂げた、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロなどがその典型であるといえよう。
人間の能力を最大限に発揮し、身体と精神の美しい調和をそなえた完全な人間像で、そこには、努力と才能によって人間は普遍的・神的な存在にまで到達できる。
ええ、ええ、平成のレオナルド・ダ・ヴィンチですね。(もう平成終わるよ)
あ、これ落合陽一氏のWikiです。ぜひ。
ちなみに、吉田松陰が29歳でもう死んでおり、ええッ?じゃあ松下村塾とか氏が残した功績って20代の時なのか、ヤバイですね…と、そこにも衝撃を受けた自分。
やる人は歳関係なくやるんですね、いつの時代も。
この御本は人生の早いうちに読んでいただき、今後の社会を良くする礎にしてもらいたいため、大学生か高校生の必読書にしたら良さそうだと心から思った自分。
ええ、ええ、ぜひ近くの若者にプレゼントしてあげてください。
あ、今どきの若もんは族の方も、本当読んでみてください。ええ、ええ、そんなことを言う人は勧めてもきっと読まないでしょうが…
ちなみに、わたすのお気に入りキーワードは、「百姓」ですね。(読めばわかる)
以上です。
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