「タコ宇宙からやって来た説」(宇宙飛来説)を多国籍科学者研究チームが真面目に発表。タコの凄さをまとめてみました。

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どうもです。今年はタコの年かもしれません。今回はタコスペシャルをお届けします!

 

【目次】

・脳を9つ持つタコ
・心臓を3つ持つタコ
・人間以上の目の仕組みを持つタコ
・未来の予測(予言)ができるタコ
・都市を作って集団生活するタコ
・瓶のフタを内側から開けるタコ
・人の顔を見分けられ記憶力がいいタコ
・カモフラージュ(擬態)できるタコ
・タコのゲノム数>ヒトゲノム数
・タコサイトまとめ
・タコ本、書籍まとめ
・用語解説

 

タコと言えば、たこ焼きですが、もう!タコ食べらんない~というニュースが飛び込んできたのです(あ、ハイ、食べちゃいますが…)

 

タコやイカなど多くの足(触腕)を持つ頭足類の動物の起源は「宇宙からやって来た」とする説を、複数の科学者による多国籍グループが発表しました。

By khaosproductions

この説は、「いかにして地球の生物は誕生したのか」という問をテーマにして行われた研究の論文の中で発表されたもの。決して、「見た目が宇宙人っぽい」というところから生じる宇宙起源説ではなく、緻密な研究の結果に基づくものである点が注目すべきポイントといえます。論文の中では研究者チームは「地球外ウイルスが地球生物の進化において何らかの役割を果たしたことを示すエビデンスが、頭足類の遺伝子とトランスクリプトームのシークエンスの中に暗示的に存在しています」と述べ、何らかの外からの影響が遺伝子に及んでいることを述べています。

(全部読む)

 

うぅ、トランスクリプトームだの、シークエンスだの…ニュース内のそもそもの用語が難しいぃという方にはコチラにちょっと解説を…(至れり尽くせり占い師)

 

この「タコ宇宙からやって来た説」は、決して矢追純一氏が率いるチームなどではなく、科学者による研究チームの見解です。(矢追氏に失礼?)

30人の研究者チームの中には、我らがチャンドラ・ウィクラマシンゲ博士とGTこと所源亮氏(日本から唯一)の両名も…

 

というわけで今回は、タコスペシャル!

タコちゃんがいかに凄い生き物で頭脳明晰なのかについてまとめたいと思います。(暇か)

 

・脳を9つ持つタコ

タコには我々人間と同じように頭に脳(大脳)が1つあります。加えて8本の脚(実際には脚は6本、腕が2本、またそのうち1本は生殖器になる)は個別に脳が存在していると言ってもいい神経細胞が発達しているそうです。

すなわち、タコの大脳は全体的な指示のみを与え、細部はそれぞれの脚が勝手に計算して動くという。この方法は、全計算を大脳だけで行なうシステムよりもずっとシンプルです。

ええ、ええ、足を切られても足が個別にしばらく活動ができるのはその仕組みのせいだったのですね。

我々の手足に個別に脳が付いていたら…ミスタッチとかなくなりますかね。

 

・心臓を3つ持つタコ

我々人間は心臓1つですが、なんとタコは、エラを通して血液を送り出す二つの「エラ心臓」と、それを全身にいきわたらせる心臓の3つの心臓を持っているそうです。

エラ心臓は瞬発力で活かされます。

タコは獲物を見つけた時や敵から逃げる時、一瞬にして移動できる抜群の瞬発力があります。時速にして40km程度だそうです。タコの体は90%が筋肉でできているため、この驚異的なスピードを可能にしているのですが、それには筋肉を動かすための大量の酸素が必要になります。心臓が3つあるのでそれが可能になるというわけです。

 

・人間以上の目の仕組みを持つタコ

人間と同じでタコは、「カメラ眼」と呼ばれる目の仕組みを持っています。このカメラ眼の特徴の1つが、ピント調整機能の能力です。これは光の量を絞る能力と、広い面積を持つ網膜などの光受容組織を持つことで生まれる機能です。カメラのレンズのように水晶体から網膜までの距離を調節しながらものを見ることができることから「カメラ眼」と言います。

驚きなことにタコは人間と違って、体や頭が逆さまになっても横になっても、ものが同じにように見ることができます。しかも! 盲点がないので、ものの見えないところがないそうです。どんだけ目が発達しているんでしょうか。

 

・未来の予測(予言)ができるタコ

賢いタコと言えば、2010年のW杯南アフリカ大会で大活躍だった「パウル君」をおいて他にない…

パウル君とは、サッカードイツ代表の国際試合の結果を予言し、ドイツ代表の7試合に決勝戦を加えた計8試合の勝敗を全て的中させ国際的な名声を得た「奇跡のタコ」と呼ばれたタコです。

やらせ疑惑もありましたが、そもそも試合の勝敗は試合前は誰にもわからないため、本当に「予言」していたのです。

どうして予言できるのかは謎のまま、パウル君はその短い生涯を閉じてしまいましたが…(2008年1月 – 2010年10月26日死亡)

占い師も脱帽ですね。

 

・都市を作って集団生活するタコ

個別行動をして生きていると考えられていたタコですが、なんと! 何もない海底に家の材料を持ち寄って、集団で都市を形成して生きていることが明らかになりました。一つの集団の数は10~15個体。

ええ、ええ、タコには社会性があったんです。言葉がないだけで、テレパシー的な技術で通信している可能性があります(科学的に証明されてないので勝手な推測)。

その都市の名は「octopolis」…。

こちらも動画を探してきました。↓のショットはタコがタコにあいさつ?している様子です。

あ、いや良く調べたところ、タコはオスがメスに精子を渡す形で体外受精をするとのことなので、その様子かもしれません。何か渡しているようにも見えます。

ちなみに、敷き詰められている貝殻などは、タコたちが食用に捕まえて来たものを居住用に再利用しているものだそうです。ええ、ええ、これで敵から身を守ったりしているみたいです。エコですね。

ちなみに、人間社会さながらにタコとタコが喧嘩をしている様子も観察されているそうです。喧嘩をやめて~。

 

・瓶のフタを内側から開けるタコ

タコは瓶に閉じ込められた時、学習してフタをクルクル回して開け、外に脱出することができます。

嘘じゃない! 見よ! この動画を…

 

読者の皆さん、これ、もし閉じ込められた時にできますか? 私はできないと思います。内側から開けるって…

 

・人の顔を見分けられ記憶力がいいタコ

水族館の飼育員さん情報では、タコは人の顔を見分けられるそうです。

実験的に、Aさんは餌をくれるいい人、Bさんはタコをいじめる人を2週間タコに対して続けたところ、Aさんが来ると近付いていき、Bさんが来ると威嚇するという行動を取るようになったそうです。

詳細はコチラ

あぁ、私も意地悪してくる人を自由に威嚇しながら生きていきたい。タコは記憶力もさることながら自由でいいですね。

 

・カモフラージュ(擬態)できるタコ

タコは周りの状況に応じてカモフラージュができます。以下の画像は海底にカモフラージュしたタコ。

ええ、ええ、どこやねんという感じではないでしょうか。見事であります。

2014年にはこのタコのカモフラージュテクをヒントに、自動的に周囲と模様を合わせることができる薄くて柔軟な新素材を米科学者が率いる国際研究チームが開発しました(詳しくはコチラ)。

ちなみにカモフラージュを可能にしているのは、リフレクチンというタンパク質を作り出す6つの遺伝子。

これは光の反射を変え、質感、模様、明るさなどを変化させるのに一役買っているそうです。

あ、ぜひこの動画をご覧ください↓

この動画のようにこの先、人間が街を歩いている道路によって色を七変化させたり(突然、コンクリートっぽくなったり、砂っぽくなったり)する日もやって来るのでしょうか…。我々人間はまだ進化の過程におりますが、この先タコのような擬態の能力を身に付けられるかどうかは謎です。

タコ、人間の先をいってますね。

 

・タコのゲノム数>ヒトゲノム数

ゲノムとはその動植物を作る全遺伝子情報のことです。タコのゲノムは3万3000ものタンパク質コード遺伝子を持ちます。えッ? 

3万3000がどれほどのものかわからない? ええ、ええ、なんとこの人間でも2万2000です。負けてます!(勝ち負けではないか…)

ただし、ゲノム数が多いことが何を示しているのかは、目下研究がされている部分なので、だからどうしたとは言えないのですが、何かが人間より進んでいるというのは確かかもしれません。

 

タコの寿命は2-3年、対して人間の寿命は60年位だとすると、タコがもし人間と同じだけの長さの寿命だったら、偉いことになるのではないか…とも言われています。

ええ、ええ、今後のタコのさらなる進化が期待されますね。

そのうち地球がタコ王国になる日も…(陸上もそこそこいけるそうです)

 

 

・タコサイトまとめ

【動画】深海タコの大群が見つかる、世界最大

タコに合成麻薬を投与、驚きの結果とは、研究 人間とはかけ離れたタコを研究する意味は? 倫理的な問題は?

The Octopus News Magazine Online

【衝撃】タコが宇宙飛来生物!? エイリアンウイルスが遺伝情報を複雑化!? 複数の研究者が本気で提唱!!

タコは足にも心がある 人間の想像を超えた驚くべき知性

「タコは宇宙から飛んできた生物」複数の研究者がガチ提唱! “タコ宇宙人説”と劇的進化の謎が解明へ!

…TOCANAだとちょっとトンデモっぽく響きますが。。。

ロシアW杯:“奇跡”のタコ占い

新種のタコを海底で発見!その姿が「世界一可愛い」と話題に

マダコ:ちょっと間抜けの一面もある海の賢者

Octopusファッション(Lyst)

ゲーム:オクトエキスパンション

The octopus that ruled London(BBC NEWS)

NOAA Ocean Explorer @oceanexplorer(Twitter)

 

 

・タコ本、書籍まとめ

タコの教科書

タコの才能 いちばん賢い無脊椎動物 (ヒストリカル・スタディーズ10)

 

 

 

 

 

あ、わたすめの「生命のもとは宇宙から本」もぜひぜひ↓

 

 

 

 

【用語解説】

・トランスクリプトーム

トランスクリプトームとは、特定の状況下において細胞中に存在する全てのmRNAの総体を指す呼称です。

・mRNA

mRNAとは、動物の体の中でタンパク質が作られる時に必要な情報を持っている物質です。

我々を含めて動物は、タンパク質からできていますが(お肉、髪の毛など諸々その種類は10万種類とも…)、このタンパク質情報は元々、ニョロニョロと長~いDNAが保持してます。

そこから、必要な一部分がコピーされ、そのコピーされた情報が読み取られてタンパク質が作られていくのですが、そのコピーされた一部分がRNAです。

この説明でも難しい? ええ、ええ、何とか妄想して読んでほしいのですが、そうですね、10万種類のレシピが入った分厚いレシピ本(DNA)の中から、出し巻き卵のページだけ書き写したものがRNA、結果できた出し巻き卵がタンパク質、みたいな感じです。

・シークエンス

シークエンスとは「連続」「順番」「配列」の意味です。遺伝情報を持つRNAの中身とでも思ってください。RNAという物質は、糖とリン酸からできた鎖に4種類の塩基(A,G,C,U)が順序よく並んでできています。その並びのことです。

ええ、ええ、出し巻き卵のレシピの材料の分量や作成手順とでも思ってください。(適当過ぎる?)

 

以上です。