以下の通りと下記の通りについて
間違いやすい日本語シリーズ、今回は「以下の通り」と「下記の通り」の使い分けです。赤っ恥を書く前にチェック!ですよ。
「以下の通り」と「下記の通り」
先日、とある会合の案内メールを書いていて、ふと、
「以下の通り」
と
「下記の通り」
の使い分けについて疑問に思った自分。
さて、皆さんはこのふたつの使い分けって大丈夫ですか。
そうですね、私は、なんとなくその日の気分で使い分けていたのですが、実は大きな違いがあったのです! 以下の通りと下記の通りのふたつは、全然違っていました。
色々と調べて、「あああ、私これまで間違った文面で何かと案内送っちゃってたカ」と恥ずかしくなった次第。
そこで、そんな方を増やさないよう、今回は皆さまにも違いを共有をさせていただけたらと思います。
以下と下記の違いと使い分け
例えば、こんな案内について考えてみましょう。
各位
「怪しくない占い講座」を(下記・以下)の通り、開催します。振るってご参加ください。
【開催日時】2022年7月16日
【参加費】1万ペソ
【持ち物】ハート
その他云々・・・・
このような案内を作る際、「下記(の通り)」と使う場合には、詳細情報の前に「記」が必要なのです。
ちなみに、「記」を使ったら文の最後に「以上」もセットです。
ワードで勝手に出てきますね、そういえば。
この「以上」っていうの邪魔だわーと思っていたら、そういうセットだったという…
実を言うと、私はこういった案内をメールで作る際に「下に記してある通り」みたいな感じで気軽に「下記」を使っていたので、「記(とセットの以上も)」がない時がよくありました。
「以下(の通り)」の場合は「記」とかいらないですので、今後は以下を使います。記の呪縛から解放されます。
上記の通りの場合は?
すると、気になるのは「上記の通り」などと使う時です。
この場合、「記」って必要なのかということですが、これもいるとのことです。
なんつー堅苦しい…「上に記した通り」の意味で「上記」を気軽に使っちゃダメですかね。日本語って色々な事情を孕んでますね。
以上です。