本|大人の童話「イワンの馬鹿」人生見直すキッカケになります

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どうもです。著作権の切れた無料kindle本にハマっています。昨日読んでいたのは、ロシアのトルストイの「イワンの馬鹿」です。

 

イワンの馬鹿って、有名な本でタイトルもキャッチーなので気になっていたのですが読んだことがなくこれまできたところ、超絶金の亡者の知人に面白いから読んだ方がいいと勧められたので、いい機会と思って読んでみたら本当に面白かったんです。

大人の寓話といった感じです。

 

ええ、ええ、ぜひ皆さんにも読んでいただきたいっぺよ。

ちょっと「フォレスト・ガンプ」(逆境が逆境じゃなくなる凄い映画)や

 

イエスマン “YES”は人生のパスワード 」(全てのことに「YES!」と言わねばならない設定の映画)っぽい感じもすました。

 

まあ、映画はおいておいて、「イワンの馬鹿」のざっくりした概要をお伝えしますと、主人公のイワン氏は何も考えていない「お馬鹿さん」。

そのため、何をお願いされても深く考えず、よって相手の裏を読んだり、真っ先に自分の得を考えたりしないので、

 

「いいとも、いいとも」

 

と普通だったら断りたくなるような面倒なことを軽く引き受けたり、大事なものを簡単に譲ってしまうという。

3人兄弟なのですが、ほかの2兄弟が「もっともっと!」と際限のない欲深い姿勢で出世して人生を送る中、何の欲もなく自然体で、

「まあ、食っていければいいか、困ってないし…」

的に「いいとも、いいとも」と何でもいいなりのイワン氏。

このイワン氏が一番幸せそうなのがおもしろい。

 

こだわりなく、欲なく、人と比べず、お馬鹿に笑いながらのほほんと生きるのが最も強く、最も美しく、最も楽しいのカモ鴨長明ですね。

イワンの馬鹿を読んだ後は、何か面倒なことを頼まれても、嫌味を言われても、

「まあ、いいか…」

と包容力がアップして平気になれるカモ鴨長明です。

何かあるといちいち突っかかってしまう方、こだわりを持ち過ぎてしまう方、普段から文句の多い方などにぜひ。

…と言っても、↑のようなことって、自分ではそれが普通の状態なので、そうなっているって自らではわからないんですけどね。

人のアラはよく見えても、自分のことって本当に見えないんですよね。

日々是反省ですね…

 

以上です。