ホリエモン「ライブドアとの闘いの日々 こいつらはじめからインチキだった」

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どうもです。今回の読書感想文はこちらです。

 

ライブドアとの闘いの日々

こいつら初めからインチキだった!!

Nikaidou.com編集部による御本。

【内容情報】
「こいつら、絶対におかしい!!」「みんなは、だまされている!!」
誰よりも早くライブドアと堀江貴文の実体を指摘、ネット上で訴えていたとNikaido.com。そのNikaido.comが渾身の告発、ライブドアの知られざる虚業の実像。
【目次】
第1章 すべての嘘が明るみになった日(東京地検特捜部はどこ?/東京地検特捜部だ!ほか)
第2章 ライブドアという会社(設立、そして上場/「プロ野球に参入」で話題づくり ほか)
第3章 ライブドアとの戦いとNikaido.com(何でも買います/ライブドアを徹底調査せよ ほか)
第4章 堀江をめぐる怪しい人物たち(人脈と金脈/広報?秘書?乙部綾子 ほか)
第5章 ライブドア事件の教訓(株式は単なるギャンブルだ/「新自由主義」とは ほか)

 

えッ?ホリエモン氏が復活してから結構な時間が経過し、現在、何事もなかったかのように活躍をしておる中、10年も前に出版された事件の真相を追った本をピックアップなんて、

「どうかしてるぜッ」

(↑流行語大賞にならなかったブラマヨのギャグ)

と思われます?

ええ、ええ、そんな過去をほじくり返すようなことをしてどうした?と。

そうですね、今更感、野村萬斎ですが、ええ、ええ、先日、うら若きオトメ達に、

我が六本木ヘルズにあったIT企業にいた時の話をしていてあの頃が懐かしくなったのと、

前にご紹介させていただきました、以下の御本の影響か、Amazonからしつこいレコメンドがあり、

 

ついポチッと買って読んでみたら、めっちゃおもしろかったんですよね。

ちなみに、我がこの御本を読む前に思っていた、何となくなライブドア事件の概要をまとめるとこんな感じです。

 

我流ライブドア事件概要

●ホリエモン氏が、法律スレスレであるものの合法的と言われる手法で株でお金儲けをし、がしかしお、御国がそれをよしとせず、物言う株主の村上ファンドもろとも逮捕された。

●野球団の件では、オジサマキラーできちんとしている風の三木谷氏が、礼儀を知らない若造ホリエモン氏に勝利。

●ライブドアの役員が、沖縄かどっかのホテルで不自然な自害をした。

 ライブドア事件の真相&黒幕!野口英昭の不審死や堀江貴文の逮捕をわかりやすく解説

●秘書の姫君は何だか色っぽい、メガネと白シャツの似合う妙齢の女性であった。

●ホリエモン氏は刑務所に送還される前に丸刈りにし、お勤め中はたくさん本を読んだらしい。

(最後の方はただの三面記事)

 

こちらですね、外れてもいなくもないのですが、Nikaidou本を読んでしまった今となっては、薄っぺら過ぎる事実認識でありました。

何もわかっていなかった自分が恥ずかしい。いや、皆さんもこんなもんだと信じたい。

ええ、ええ、上記の概要を書くの、ちょっと憚られたのですが、誰に何を恥ずかしがることがあるのだろうと思い直し、正直に書いてみました。おほほ。

あ、そんでもって、そもそも、Nikaidou.com(二階堂ドットコム)を知らない方も多いんじゃないかと思い、そちらの説明からですね。

二階堂ドットコムとは、ハングマンが大好物だった中二病の我には堪らない、悪い勢力に圧力をかける秘密結社っぽい情報サイトです。

二階堂ドットコム

 

おもしろいのでサイトを見てみてください。ただのチクリサイトじゃないぞう〜。

で、本書はそんな二階堂ドットコムが、ライブドア・ホリエモン氏が怪しいと言われる前から目を付け、調査(アンドサイト上での圧力がけ?)をしていた内容を一冊にまとめたものです。

事件の内容・流れ・登場人物・手法がとってもよくわかる感じになっています。

狡(こす)いM&A、デッドエクイティスワップ、株式分割、といった小難しい感じの手法は、2,3回音読すると意味がわかるカモ鴨長明です。

「アンタ、音読しないと理解できないんかい」

って、金融系の読者の皆さんからのヤジが聞こえてきますが、わてら素人にはわからんように仕組まれておることなので、理解に時間がかかって当然なのですよ。エッヘン。

…エッヘンって、初めて言ったな。

あ、初めてと言えば、ちょっと疑問なのが御本のタイトル。

「初めから」ではなくて「始めから」ではないのかと思った次第です。

何かお気持ちがあってのことなのでしょうか。きっとそうですね。

 

で、我的に見所は、強制捜査に絡んだ人脈図です。

知り合い、もしくは知り合いの知り合い(近いのか遠いのか…)の名前を事件の人脈図に見つけ、ほくそ笑む自分。(性格悪いね)

ええ、ええ、キャプチャしてここに貼り付けてもいいのですが、興味が湧いてしまった方は、御購入をぜひ。

 

以上です。

 

 

 

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