本 | 「正社員消滅」真面目で責任感があるいい人が損する会社組織構造

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どうもです。本日は、何やら意味深なタイトルにそそられ、即買いすてすまった竹信三恵子氏の『正社員消滅』の読書感想文です。

実はこう見えて(どう見えてるか知りませんけど)、経産省の自由な働き方を研究するワーキンググループ『「雇用関係によらない働き方」に関する研究会』にもジョインすている占い師。

ええ、ええ、個人的には将来、正社員システムはなくなり、全員が個人事業主でいんでないか、、と普段から考えていたんだピコ。(賛否両論ありますが)

 

 

 

ブラック労働の横行、断れない空気の支配

「去るも地獄、残るも地獄」

 

って、帯が怖いよぉ〜。

 

ついでに言うと背面の帯はこんな感じです。

 

 

 

「壊れてしまう前に、必読!」

 

うむ、このキャッチはわたすめの『ブラック企業社訓&名言名鑑』にも使わせてもらいたいですね。

ええ、ええ、壊れてしまう前にブラック企業を笑いで吹き飛ばすっぺ!という趣旨のものなので。

 

下ネタ色が薄いせいか、このシリーズは母おふさにも好評でした。

あ、シリーズ未読の方はコチラから↓↓

ブラック企業社訓&名言名鑑

 

 

では、早速内容に入って参りましょうか。

 

ああ、壊れる日本の職場! 「正社員なんだから、やり通せ」ブラック労働、断れない空気の支配――。

正社員が働き手に占める割合は、現在の6割から1割に!? パートや派遣社員に責任が押し付けられる現場が増え、最低賃金なみの低待遇なのに、正社員だからと高い貢献を求められ、会社からの強い拘束にあえぐ「名ばかり正社員」が問題化している。正社員なんてなくせばいい、の意見がネットで渦巻くいま、政府の「働き方改革」のゆくえも見据えた緊急ルポ!

 

正社員であるが故に期待される過酷な労働、「社畜」などと揶揄されるような雇用主との従属関係の問題(何でもやります!何処でも行き(転勤し)ます!みたいな)について書かれた部分より、我がグッときたのは、「●第1章 正社員が消えた職場 1.大手スーパーの風景」の描写。

ええ、ええ、非正規(パート・アルバイト・派遣・契約)という立場なのに、低賃金で正社員と同じだけの(いや、時にそれ以上の)責任、労働内容、クオリティを求められているスーパーの現場の話がズシリときました。

 

お惣菜部門では、前日の総菜の廃棄率や値下げ販売量・天気予報などをもとに、その日作るお惣菜の量を決め、お昼時までに必要な量のお惣菜を完成させ、パッキングして売り場に並べておかないといけません。

この売り上げ(本部からのノルマあり)を左右する状況判断と作業計画、繁忙時間帯までに総菜を作る踏ん張りが、なんと、なんとですよ、時給900円ほどのパート社員に求められているという。

 

過酷だ…

 

また、占い師がお勤め人をしていたのは、遥か彼方5年も前になってすまうのですが、当時、何か変だなぁ~と感じていたことが、スーパーのお惣菜部門の様子とシンクロしていた。

以下、ベタ打ちします。(暇人の得意技)

 

ぎりぎりの人手で回しているのに、「去年より売り上げが悪い」とスーパーの本部から指摘される。客が混むお昼時までに必要な数をつくり、店頭に出すことができれば売り上げは上がるのだが、手が足りなくて間に合わないことがある。

この人数では、とても足りないのでは、と店長に言ってみた。だが、店長から、

「そこで頑張るのが仕事でしょ」

「悪条件を工夫して目標を達成するのが楽しいんでないの」

と叱咤激励された。手が痛くなるほど調理を続けて目標を達成すると、本部は「その人数でもできる」とばかりにさらに人員を削ってくる。

 

過酷だ…

 

「勝手に頑張ってくれ。」と今の占い師な声を大にすて言えますが、お勤め人の時代だったら言えないですね。「そうですよね!」ってなっていたであろう。

 

そもそも前提とすて、「仕事量と労働人数の関係」に無理があっても、どうにかこうにかこなしてしまうと、上の人的には、

「今の状態でOK牧場じゃ~ん!ってゆうか、まだ余力あんじゃね?」

ということになるのが世の常。

 

極楽天時代、6人チームで必死こいて仕事を回していたところ、急に2人減らされて、、そこでギブアップすたらよかったものを、カッコつけて下手に踏ん張ってすまったため、以降ずっと増員がなかったことがあった。

(その後、ストレス性の腰痛で動けなくなる悲劇)

 

ええ、ええ、仕事の内容は違えど、IT系でもスーパーのお惣菜部門でも、同じおかしなことが起こっていたのだ…

 

過酷だ…(3回目ですよ)

 

あ、あと、今クロネコヤマトはじめ、宅配業界のブラックな実態が問題になってますが、とある郵便局の様子がまた、読んでてシンド――イ。感じになりました。

働けど働けど、月収13万円。

勤勉に文句も言わず、嵐の日も毎日コツコツ働いてこれです。昇給も見込めず、一体どうすりゃいいねん。

 

またドン・キホーテ(とは明記されてませんでしたが)で働いていた大学生は、ずぅーーーとサービス残業を強いられ、もらった給与を時給に換算すたところ、400円だったという。

ちなみに、極楽天に入りたての頃、占い師も自らの時給を計算すたことがありますが、それよりは高かった記憶が。

でも深夜のコンビニバイトより全然低かったのを覚えてます。

 

過酷だ…(しつこいですよ)

 

でも、ふと、この人間界見回すと、正社員でも非正規雇用でも、過酷な人は過酷だし、過酷でない人は過酷でない。

過酷でない領域入りができるように、おのおのが運気を上げていくすかないですね。(最後はそれか)

 

あ、話は変わりますが、再来月、都内の某女子大で「自由な生き方・働き方」の講義をさせていただくことになりました。

うら若き女子大生にもっと夢見てもらえるように、盛って話してきます。(嘘はダメだよ)

 

以上です。

 

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