「…ん〜、、ギョエッーーも、もう、こんな時間!」
目が覚めたのは昼の12時過ぎでした。
池子の横には、青いコートの君。
…仲良く添い寝しています。
端正な顔立ちの君の寝顔が、、
あと数cmのところにあります。
…うむ。。。。イヒヒ。。。
目と鼻の先とはこのことを言うのね。
(ソレはちょっと違いますよ)
この一夜で二人に一体何が!?
若い男女ださーそりゃ何かあるべ~
(急に田舎のおばちゃん口調)
…ええ、ええ、すみません。
ちょっと言いにくい。逆に。
なんと、、二人ともちゃんと
お洋服を着て寝ています。
そう!昨夜はDVDを借り、
DVD終了後も明け方まで
ずっと話し込んでしまい
清少納言状態(夜明けですね)
になり、「ちょっと寝とく?」
ということになり、そのまま
並んでおねんねした二人です。
ええ、ええ、同じ布団で。
ええ、ええ、結界も張らず。
この回をもしかすたら両親が
読むかもしれないから、、、とか
コレ読んでいるのがほとんど近い
知り合いばかりだから、、、とか
そんなんで若干恥ずかしいから
ここは敢えて嘘をつこう…とか
一切なくですね、本当の本当に
何も起こらなかった清しこの夜。
ああ、クリスマスではなくって
こういう夜のことを言うんだなぁ~。
みなさん、私ってアレですか。
女子としての魅力に欠けてますか。
いや待てよ。待ってください。
そうだそうそう、殿方という生き物は
本当に大事に思っている姫君には
簡単に手を出さないというのが
少女マンガの定説ではなかったか。
(ソレまったくあてにならないよ)
「きっとそれね!」
15年前もキモい位前向きな自分です。
午後から大学にてサークルの
オリエンテーションがあったため、
「おーーーい、、、起きて~」
君のほっぺたを人差し指で
ツンツン刺してして起こし、、
あ、ええ、ええ、これをさあ!
我はぁ~死ぬまでに一度
やってみたかったんだよ!
(大袈裟なんだよ何もかも)
壁ドンよりもあごクイよりも
「頬(ほほ)ツン…」
2016年流行語大賞狙ってます。
あ、話が脱線すてすまった。
そして、二人ささっと身支度し、
「忘れ物はないですか~?」
一緒に家を出て駅へ向かいます。
「次っていつ空いてるの?」
と、道すがら何度も何度も何度も
聞きたくなりましたが、聞けず。
「今でしょ!」
が当時あったら言えたカモ鴨長明。
(もうだいぶ古いですよソレ)
「じゃあ、、、また連絡するわ!」
「うん。待ってるね…」
という、まあ〜遠慮深い池子。
「次は一体いつ…?」(心の声)
Yoh,Yoh,Yoh,Yoh!,So!
不確定要素ぅ、てんこ盛りの様相
で、その日はサヨナラしました。
(何なんだよ!HIPHOPか!)
そこから数か月間、ちょこちょこ
連絡を取り月1~2でご飯したり
おうちにお邪魔したり、ずっと
お友達状態が続いていた二人。
ええ、ええ、まあ、この状態
平和と言えば平和でいんです。
がしかし、わたす的には…
精神衛生上よくなかった。
連絡いつも待つ方だし、
→携帯に過剰反応病発症。
告白怖くてできないのかな…
→重度の妄想癖発症。
うむ、付き合うなら付き合うで
この際ハッキリして干し飯。。
(※干し飯とは昔の保存食である)
そろそろ薄手のコートが必要に
なってきた10月のデートの帰り際
意を決し、みずからの思いの丈を
ぶつけてみることにしました。
青いコートの君、さあどう出る!?
今回はこれでSAYONARA、
SAYONARA、SAYONARA。
長いな、、とお思いのアナタ!
安心してください。
次、最終回ですよ。
青いコートの君
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