ミナミ青山いけのり事務所＠朝
「い、いけのりさん」
「なんじゃらほい」
「ちょっと最近周辺が病気しがちなんですよ。祖父が亡くなったり、母が入院したりとか。で、この間仲のいい友達に紹介してもらった人に、、」
「ええ、ええ」
「ちょっと気になることを言われまして。。。」
「どんなことですか」
「なんか、家の中に病気を呼んでいるものがあるって」
「ん？その人、家に来たんですか？」
「いえ、霊視みたいななんかしてもらって」
「霊視でっか…」
「リビングに木製のもので何かないかって言われて。実際、コロ助の木の置き物があるんです。それ言ったら」
「ええ。」
「その置物に霊が宿ってて、供養しないと家族もろとも病気とか事故で絶家するかもしれないと言われ。。。」
「うむ。コロ助の霊ですか。まだ生きているはず・・・つい最近も、佐藤浩市とCM共演を。。。」
「いえ、成仏できてない父方の先祖の霊らしくて」
「そうですか」
「で、どうしたらいいのか聞いたら、除霊と供養代で、50万必要と言われて」
「あああ。。。」
「どうしようかと。この際思い切ってやってもらった方がいいのかと思って。昔からの友人の紹介だし」
「ぬっ」
キテレツ～！た、たぶんそれ霊感商法ナリヨ～。(正しくは霊視商法ですが。)物に罪はないと思う人、適当占い師いけのりです。あ、ちなみにごくごくたまに勘違いされるのですが、適当占い師の石ちゃん達は、霊感商法ではないです。
大体ですね、「霊感はないです」と公言している時点で霊感商法ではないぜよ。何やら霊感がある風に振る舞って、相手を信じ込ませるのが霊感商法の手口ナリ。
ええ、ええ。私のは「開運商法」に近いです。おやおや・・・開運商法って、悪い意味で使われてますね。まあいいや、、霊感商法、人の不安に付け込んでお金を巻き上げる商法です。私も結構、その場に遭遇することがあります。
こういう職業なので、知人からの紹介したい人がいるから来ない～？との誘いに乗り、行った先に教祖がいたり、、、なんか、体の数値（元気度ですか？）を測定されてよくないと言われ、持っていると値がよくなるという高額商品が出てきたり。。。うん百万とかですよ。
「霊感商法から遠すぎる人、いけのりさんが何でそんなところに引き寄せられていくんですか！？」
と、体験談を時々お話するとビックリされるのですが、全部勉強かな～と思うぜよ。こうやって人を不安にさせてこういうシナリオで、高額のものも高くないと思わせて騙されていることに気付かせないようにしてるナリナ～！成敗すたい。ええ、結構おもしろい話があるので、和製ハーレークイン的に連載してもいいくらいですね。霊感商法にひっかからないように啓蒙の意味を込めて。
タイトルどうしましょうか。・・・今回のだったら、、「適当占い師霊感商法シリーズ1-そこに怨念がおんねん-」…要望が1人からでもあれば書かせていただきます